老化予防にローズマリー!驚異の抗酸化力と活用法

ローズマリーが持つ驚くべき抗酸化作用について徹底的に解説します。主要成分であるロスマリン酸カルノシン酸が、どのように相乗効果を発揮して老化や病気を防ぐのか、そのメカニズムを詳しくご紹介。さらに、ハーブティー、料理、アロマテラピーにおける最適な活用法も具体的に解説します。

意外と知らないローズマリーの抗酸化作用

学名 Salvia rosmarinus 、通称ローズマリーは、芳香のある常緑の針状の葉と、紫、ときには白、ピンク、青色の花をつけるシソ科低木植物です。地中海地域とポルトガル、スペインに原産する植物で、いろいろな品種があります。

ローズマリーは葉はよく、シチュー、詰め物、ロースト肉、マリネなどの食品の風味付けに使用されています。それの新鮮な葉または乾燥葉ががよく地中海料理に使われています。

日常的に料理に使われているローズマリーですが、それがなんと体によい、抗酸化作用をもっていることは、みなさんご存じでしょうか。

活性酸素が人を老化させる仕組み

なぜ抗酸化作用は健康によいのでしょうか。それは活性酸素の抑制にかかわっています。

活性酸素とは、通常の酸素よりも反応性が高くなった状態の酸素やその関連物質の総称です。

これは、体内でエネルギーを作る際や、細菌・ウイルスを撃退する人体の免疫活動の過程で必然的に発生し、不可欠なものと考えられています。

活性酸素の特徴としては、高い反応性(不安定さ)があります。活性酸素は、電子が不安定な状態にあるため、安定するために細胞内のDNA、タンパク質、脂質などから電子を奪おうとするのです。その性質は通常「諸刃の剣」と考えられているのです。良い面としては、少量であれば、体内に侵入した病原菌を攻撃し、殺菌する免疫機能にとっては不可欠です。一方で、その悪い面は、過剰に生成されると、正常な細胞まで傷つけ、酸化ストレスを引き起こすわけです。これこそ、老化やがん、生活習慣病など様々な疾患の原因の一つと考えられているのです。

ローズマリーの抗酸化作用を担う2大成分

ローズマリーがいかにこの活性酸素の悪い面を抑え、緩和させているかというと、2つの分子にかかわっています。それぞれはロスマリン酸と、カルノシン酸です。

ロスマリン酸

ロスマリン酸の構造
ロスマリン酸の構造

ロスマリン酸は水溶性で強力なフリーラジカル消去能力を持ち、細胞やDNAを酸化ダメージから守る作用です。フリーラジカルとは、対になっていない不安定な電子をもち、きわめて反応性が高くなった分子のことで、この場合、活性酸素のことを指します。フリーラジカル消去能力とは、体内で発生した不安定なフリーラジカル(活性酸素)に電子を与え、反応性の低い安定した物質に変化させる能力です。つまり、フリーラジカルが細胞を攻撃する前に無毒化し、酸化ダメージを防ぐ枠割を果たします。特に、ロスマリン酸は水溶性であるため、細胞内の水分が多い部分や体液中でも効果的に機能します。

 

カルノシン酸

カルノシン酸の構造
カルノシン酸の構造

一方で、カルノシン酸は脂溶性で非常に強力な抗酸化物質であり、特に細胞膜や脂質の酸化を防ぐことで、細胞の保護に役立ちます。カルノシン酸は脂溶性であるため、水溶性のロスマリン酸と異なり、主に細胞膜や神経細胞といった脂質が豊富な部分にとどまり、活性酸素のによる脂質の酸化を防ぐことに優れています。また、単に自身がフリーラジカルを消去するだけではなく、人体がもともと持っている抗酸化酵素の生成や活性を高めることで、根本的な防御力を底上げします。

ローズマリーはこうしてロスマリン酸とカルノシン酸の双璧の組み合わせて、活性酸素が人体に対する被害を防ぎ、減らしているわけです。

ローズマリーの抗酸化作用を最大限に利用するには

ローズマリーの強力な抗酸化作用を最大限に利用するためには、その主要成分であるロスマリン酸とカルノシン酸の両方を効率よく体に取り込むことが鍵となります。そのための活用法は、大きく「食品として摂取する方法」と「アロマとして利用する方法」に分けられます。

食品として摂取する方法

ハーブティとして飲むこと、料理に使うこと、サプリメントとして摂取することにさらに分けられます。

ハーブティとして飲む場合は、水溶性のロスマリン酸を効率よく摂取できます。そのポイントは、新鮮な葉または乾燥葉を使い、熱湯でしっかり抽出することです。特に食後の摂取が推薦されます。(その理由は?

料理に使うメリットは、脂溶性のカルノシン酸を効率よく摂取できることです。お肉や魚の調理時に、オイルと合わせて使用します。カルノシン酸は熱に熱いため、特に煮込み料理やオーブン料理に適しています。また、実はその上、カルノシン酸は食材(特に肉や魚)の酸化防止にも役立ちます。

最後、サプリメントとして摂取するメリットは、高濃度に抽出されたカルノシン酸やロスマリン酸を定量的に摂取できる便利さがあることです。ただし、注意すべきは、信頼できるメーカーの製品を選び、含有量の確認を怠らないことです。医師や薬剤に相談して服用するのが最も安全でしょう。

アロマとして利用する方法

アロマとしてローズマリーを利用する場合、マッサージオイルに使うことと、アロマディフューズの2つに分けられます。

マッサージオイルに使うことのメリットは、脂溶性のカルノシン酸が皮膚を通して吸収されるので、抗炎症・血行促進効果とともに作用し、肌の酸化ストレスを軽減できることです。ただし、注意すべきことは、ローズマリー精油を必ずキャリアオイルで希釈(濃度1%以下が目安)したのち、血流を促すようにマッサージすることです。

最後、アロマディフューズは揮発性の1,8-シネオールの脳に対する直接作用を利用し、認知機能の向上や集中力アップに貢献します。使い方としては、覚醒させたい時間帯に適切な濃度で拡散することです。1,8-シネオールが脳に対する作用はまた他の記事で解説させていただいております。

【まとめ】ローズマリーは体の内と外から酸化を防ぐ天然の防御壁

意外と知られていませんが、ローズマリーは単なる料理の風味付けにとどまらない、強力な抗酸化パワーを持っています。

水溶性のロスマリン酸は、体液中の活性酸素を消去し、細胞を内側から守ります。

脂溶性のカルノシン酸は、細胞膜や脂質の酸化を強力に防ぎ、体の防御システムを底上げします。

この2大成分を最大限に活かすには、ハーブティでロスマリン酸を、オイルと合わせた料理でカルノシン酸を、そしてマッサージで肌から取り込むのが理想的です。今日からローズマリーを積極的に取り入れ、酸化ストレスに負けない健康と若々しさを手に入れましょう。

 

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